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![]() 2月26日金曜日 【ティータイム】 |
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窓辺から射す春ののどかな陽光に映える、シェリーのティーカップのご紹介です。ゲインズボロウという伝統的な風格のあるシェイプ。ボーンチャイナの爽やかな白に、あっさりと香るアールデコの黒が薔薇のガーランドを描きます。似合いのティースプーンが見つかったので、それを添えてみました。寒さが緩んで、心も体もちょっとゆったり、ティータイムを楽しみましょう。 【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 ☆新年から2ヶ月にわたり、お付き合いくださりありがとうございました。2月の終わりに、本日をもちまして、このコーナーも一旦お休みとさせていただきます。3月からは、また、元のかたちに戻り、Antiques & Collectables は、今まで通り変わらず更新しますので、どうぞよろしくお願いいたします。こういう特集的なページも、かたちを変えて続けられればと思っていますが、どうなることやら、です。とりあえず、紅茶でも飲みながら、ちょっといっぷく。 |
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![]() 2月25日木曜日 【レストラン気分で】 |
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機能性、耐久性を示す、シンプルでタフな風貌が、なんだか気になる道具類は、イギリスやフランスのレストランやカフェで使われたもの。使い込まれて丸みを帯びた質感のそれらを手にするとき、イギリスのティールームの、フランスのビストロの、賑やかな喧騒が聞こえてくるような気がします。古い物好きの心をくすぐる、魅力的な道具たちです。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 2月23日火曜日 【ベル・エポックの花】 |
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繊細なゴールドにかわいらしい花をあしらったフェミニンなジュエリー。20世紀初頭のヨーロッパ。華やかな時代の幕開けを知らせるように、未来への希望と生命力に満ち溢れた、明るく軽やかな輝きを纏っています。月日は流れ、あれから100年が経とうとしていますが、近頃、100年に一度の・・・・なんて、耳にすることもよくありますが、どんな時代の中でも、季節は必ずまた廻ってきます。この春の訪れに、ちいさいけれど、健気に、誇り高く咲くこの花々に、きっと元気をもらえると思います。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 2月19日金曜日 【 時の欠片 】 |
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ベルギーから持ち帰った、昔の薬局のチェストの引き出し。なんらかの理由で、もはやチェスト全体としては機能せず、中の引き出しだけが抜き出されたようです。多くはフランス語で薬品の名前が書かれた、厚い琺瑯のラベルの、時の重みを示すような渋い表情の引き出しひとつからでも、遠い時代、薬局のカウンターバックに鎮座していた、豪奢なチェストが想像できます。いくつかを集めて、自分なりのチェストを再生してもいいし、棚に並べるだけでもお洒落な小物整理が望めそうです。1900年代前後のベルギーかフランスで使われたものです。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 2月18日金曜日 【ホワイトリネンのテーブルクロス】 |
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テーブルを華やかに装う純白のリネンのクロス。丁寧に手作りされたそれらには、それぞれに凝ったレースや刺繍があしらわれていて、心ときめかすものがあります。かつて、ある家では、食事にはみすぼらしいテーブルを隠し、またある家では、高価でデリケートなテーブルの表面を保護しました。ティーパーティーなどでは、何時間もかけて編んだ自作のテーブルクロスを披露するようなことも、よくあったといいます。いずれにせよ、テーブルクロスはヨーロッパでは古来、食事に華を添える役目を果たしてきました。日々、時間に追われる暮らしの中で、お気に入りのテーブルで食事ができる私たちには、特にそのテーブルを隠す必要もなければ、現代の家具なら塗面も硬く、とくに表面を保護する必要もないかもしれない。それでも、特別な日に、大切な日に、花を飾るのと同じような気持ちで、いつものテーブルに、純白のクロスをかけるのは、とてもいい気分に違いありません。光をいっぱいに受けた白が、心地よく眩しい。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 2月16日火曜日 【その黒】 |
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黒は、アンティークの世界では、意味深い色だと思う。僕は、必然性がない限り、黒は時代を表すと信じている。トリュフで扱うアンティークは、19世紀以降のものがほとんどだけれど、今まで見てきた中で、多くの黒は、それが19世紀のものであることを表し、1930年代以降のものになると、必然性がない限り、あまり黒は使われない。使われていても、それは異質(どう異質なのかは説明しにくいが)な黒で、骨董屋の嗅覚は、そのあたりの質の違いを嗅ぎ分けることが出来る(と豪語してしまおう)。だから、ヨーロッパの蚤で、街角のアンティークショップで、黒への反応は素早く、好きな黒に出会ったときには、かなり嬉しい。17世紀オランダの画家、フランスハルスは、ゴッホに、27種類の黒を使っていると賞賛されたそうだが、こうして並べて見ても、アンティークの黒の世界は、その数に劣らない。いくつもの黒に出会えるのは、この仕事の楽しみのひとつではないだろうか。ハルスの絵を、一度しっかり見てみようと思った。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 2月12日金曜日 【 green fingers 】 |
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時代を超えて今に咲き誇る花々。ボタンの話なのですが、それぞれが一生懸命、花になりきった、健気なつくりの小品は、ここに使おう、あの服に付けようなどと考えるまえに、衝動的に手にしたくなってしまうほど、愛おしい存在です。それぞれ個性的に輝く、在りし日のイマジネーションの世界の花々。そのボタンに、ちょうど良い居場所を見つけたなら、その花を纏うとき、指先でそっと撫でるとき、ちょっと秘密めいた幸福感に満たされることでしょう。花のない人生なんて。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 2月11日木曜日 【ささやかな贅沢に気付く】 |
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「何枚あっても・・」と書き出す手を止めた。ドイリーの用途は、一見気軽でありながらも、実はなかなか深いものなのかも知れない。例えば小さな花瓶に花を飾るとき、その下に敷くドイリーを選ぶのは、次の作業になる。花を活ける心の余裕を、やっと作っても、せいぜい花器を選ぶのが精一杯で、その次のドイリーに思いをめぐらすまでには遠く及ばない。ドイリーの上に小物を飾ったお気に入りのコーナーが、出来上がったその日から、次第に行き場のない物たちに侵略され、3日ともたなかったなんていう、悲しい記憶も。イギリスで集めてきた、昔の人たちが丁寧に編んでくれた、ハンドメイドのドイリーたち。費やされた時間は、紛れもない贅沢であり、時間や空間に悩まされる現代、使う側にだって同質の贅沢ぶりが問われている。2千円前後で手に入る、ちょっとした贅沢。お気に入りのドイリーをきっかけに試してみてください。そして、最適の1枚を選ぶためには、引き出しの中に、いくつかのストックがあることが望ましいということも付け加えておきましょう。結果、やっぱり「何枚あっても」 いい、ドイリーなのです。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 2月9日火曜日 【トリが好き?】 |
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週末には、今冬初めての雪らしい雪の降った京都市内ですが、週明けて本日は、セーターのまま外出できるような、妙な寒さの緩みとなりました。このままあっさり暖かくなるなんてことは、ちょっとありえないお話ですが、体の中に僅かに残る、動物としての感覚は、遠からず訪れる春の気配を感じているようです。花と鳥、洋の東西を問わず、人が心から愛でることのできる、古来からの普遍的なモチーフ。そう、万人に愛されるモチーフは、どこにあっても価値の高いもので、仕入れにも苦労させられるのです。どうせならと、コンディションや、珍しさ、もちろん美しい柄、姿にこだわって集めました。今日、窓辺に飾った吉野の寒桜は満開です。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 2月5日金曜日 【インディゴ】藍色 |
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良質の藍は、主にインドからヨーロッパへ入ってきたのが【インディゴ】という名前の由来だそうですが、別名ジャパンブルーとも呼ばれるほど、日本人には古くから馴染みのある色でもあります。近頃なんだか気になる青。フランスで見つけた、インディゴとさまざまな青。いくつか持ち帰ってきましたのでご紹介いたします。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 2月4日木曜日 【見えないかたち】 |
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その昔、心躍らせるスウィーツたちを、贅沢に形作った、ブリキや陶器のモールドたちも、時代の流れとともに、その役目を退くこととなります。ブリキには錆びが浮き、陶器には染みが入り、それでも、今もなお自信に満ち溢れたような凛々しい佇まいは、人々に、もてはやされただろうその時代を、鮮やかに、私たちに想像させます。外側から見えるもの見えないもの、それ自身が内包するかたちに、いったいどんな物語が隠れているのでしょうか。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 2月2日火曜日 【あの頃大切だったもの】 |
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あの頃大切だったもの。約束を破って、ずっとおばあちゃんに世話をおしつけた、桜文鳥のピーちゃん・・。今も少し心が痛む。黄色いクマの横顔が好きだったプラスティックのマグカップ。カラフルで、爪の表面のようにすべすべの肌触りを今も憶えている、木製のママゴト道具。幼稚園の卒園記念にもらった立派な表紙の小さな聖書・・。子供の目には本当に立派に見えた。あれから何年も何年も生きて、大人になったけれど、小さなキャビネットの中を覗くと、あのころの自分とちっとも変わっていないことに気付かされる。国も時代もぜんぜん違うのに、なぜかあの頃を思い出させる、不思議に懐かしい品々です。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 1月29日金曜日 【それぞれの輝き】 |
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アンティークが好きなら、やはり憧れてしまうローズカットダイヤを使ったジュエリー。19世紀の終焉とともにその姿を消しますが、ダイヤの供給が少なかった往時に工夫された、決して良質とは言えないダイヤモンドの、その慎ましやかな輝きには、ハイクオリティーのブリリアントカットダイヤの煌きにはない、独特の味わいがあります。その時代にしか作れなかった魅力的なデザインと、自分らしい、ただひとつの輝きを見つけてください。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 1月28日木曜日 【ウェールズのブランケット】 |
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昨年は、渡英の時期がちょっと遅れたので、冬支度へのお問合せにも残念なお返事しか出来ませんでしたが、遅いなりに、少しだけ買ってまいりました。まだまだ膝小僧が寒がる季節です。ウェールズの広大な自然で育まれた羊毛で織られた、素朴なブランケット。我が家でも何年も愛用していますが、タフでへたらない、頼もしい冬の味方です。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 1月27日水曜日 【鉄の時間】 |
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かつてフランスで内装や家具の輪郭を華やかに飾った、ブロンズの装飾品。時間とともにその輝きを失い、それぞれに飾り付けた家具達とともに、役目を終えたものたち。蚤の市なんかで、美しい意匠のものを見つけると、つい道端にしゃがみこんで手に取ってみる。(この手のパーツは、破損しにくいせいか、デザインの優劣を問わず、ぞんざいに扱われていることが少なくない。例えば店先の木箱の中とか。)豪華なレリーフに浸み込んだ深い陰影が、遥かな時と、その重みに屈しない金属の堅牢さを垣間見せる。オリジナルの用途には囚われず、好きなところに飾ってやればいい。あくせくと歳を重ねる主の傍らで、朽ちていく美しさをゆっくりと楽しませてくれる、向こう側の時の流れ。その役目が終わった後も、きっとどこかに次の役が待っている。いずれも19世紀後期ー20世紀初め頃のフランス製。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 1月26日火曜日 【気軽なシャンパンフルート】 |
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近頃では、シャンパンやスパークリングワインも以前よりグンと身近な存在となりつつありますが、何のお祝いでもない普段の日に、いただきものの背の高いデリケートなフルートグラスを出すのが面倒で、ついついムード度外視で、ワイングラスで代用してしまいます。フランスで20世紀初めから中頃にかけて作られたフルートグラス。洗練されたシェイプながらも、どこか親しみを感じる厚口のグラスたちには、薄いガラスの張り詰めるような緊張感はなく、普段使いに気軽に付き合えそうな存在。飲むときだけじゃなくって、酔っ払いの後片付けも考えると、ちょうど良さそうです。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 1月14日木曜日 【エタンと焼き菓子】 |
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フランス語で【ETAIN】と書く。ピューターと呼んでも差し支えないし、その方が良く知られていると思うのだけれど、フランスで見かけるエタンには、イギリスで出会うそれらと少し違った印象を受けることも多く、全く同じものを指すのかどうか自信がなかったので、あえてフランスものにはフランス語を使って紹介してきた(結論としては同じものです)。錫〔スズ〕を主体とした合金で、銀白色の輝きは、変色しにくいのが特徴といわれるが、さすがに100年以上経つと、ほとんど黒のようなものもある。ただアンティークに限ってはその風合いが魅力で、銀と違って磨き上げるという話は聞かない。エタンの皿は、これまでどのように使われてきたかによって、さまざまな表情を見せるのが面白く、料理の本などでは、よく焼き菓子と合わせられていて、その香ばしい色どりをうまく引き立てている。タルトにキッシュに・・・、お気に入りの1枚を手に入れたら、それに似合う菓子を焼いてみて下さい。ただ、エタンは、柔らかい金属ですので、簡単にナイフ傷がつき、そこから本来の輝きが漏れ出しますので、そこのところは注意が必要です。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 1月13日水曜日 【わたしを見守るもの】 |
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クリスチャンでなくとも、マリア様やクロスモチーフに心惹かれるひとは多いと思います。たとえそこにはっきりとした祈りがなくても、そのささやかな存在の前に何かを感じることができたなら、秘かなお守りのように思うことを躊躇う必要はないでしょう。明日からの日々が、少しだけ心強く、少しだけ穏やかなものになるかもしれません。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 1月12日火曜日 【小さな世界】 |
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寝室のチェストの上に、小さな扉の付いたガラスケースがある。そこには旅先で買い求めたお気に入りの小さなコレクションや、人にいただいた小さなプレゼントなどを飾っていて、普段はなかなかその暇はないのだけれど、ときどき誘われるようにその扉を開け、中の小さなものを手にとって眺めることがある。それぞれに纏わるエピソードや旅の思い出がよみがえる楽しいひと時。慌ただしい暮らしの中で、いつもは気にかけない、薄っすらと埃の積もったガラスケースの中の小さな世界で、そこだけに流れる時間があるような気がする。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 1月8日金曜日 【せいりせいとん】 |
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もののおき場所を決めましょう。どのいれものに何を入れたいか、どのいれものに何を入れられるのか、大きさ、材質、密閉性も。適材適所をかんがえて。年末の大掃除以来ずっと懸案だった、しっくりくる容器、見つかりましたか?。それぞれに個性豊かな、お気に入りのアンティークの容器に入れれば、ラベルを貼らなくったって、どれに何を仕舞ってあるか、きっと忘れません。ただし、家族にもきちんと知らせること、そして入れるものをコロコロ変えないこと。これがとっても大事です。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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![]() 1月7日木曜日 |
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2010年あけましておめでとうございます。 おかげさまで昨年10周年を迎え、今年から11年目。21世紀とともに歩む!〔世紀〕なんて尊大な言葉は似合いませんが、考えてみれば僕らはそんな遥かな、気の遠くなるような時間と距離を縫い合わせるようにしてみなさんに、アンティークの品々を手渡してきた訳です。 今までやってきたように、これからも、小さなことからチクチクと。本年もかわらずどうぞお付き合いください。 新年初めは白。年の初めの真新しい気持ちに相応しい、心地よい白のリネンやレースを取り上げてみました。手仕事の温もりが伝わってきて、ほっとさせてくれる品々。ちょうど良い時間とか、量とか、質について考える事が多くなった近頃です。【上の写真をクリックするといつものページで、品々をご紹介しています】 |
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