★NA1350 里帰りの薩摩ボタン・桜 NA1350-壱、弐:直径:2.2cm / NA1350-参、四:直径:2.2cm / 送料:F-Sランク 定形外郵便対応(メール便不可)【※ご注文時にお申し付けください。】 【送料ページはこちらをクリックしてください】 幕末から明治の初め、欧米へ輸出された薩摩ボタン。陶器の工芸品としては最も小さな輸出品だったのではないでしょうか、パリ万博以降ジャポニズムに魅了されたヨーロッパの人々に、日本の美を手渡してきた、小さな立役者です。こちらはイギリスからの里帰り品。図案として、葉と共に描かれるのは、おそらくサクラだと思うのですが、花弁は赤紫、葉は芥子色と、欧米への遙かな海路を意識してか、まるで塩漬けにしたかのような渋い彩色です。特に細密な図案ではありませんが、上品な金の縁取りも、ジャポニズムを強く意識させる渋い色合いも、このボタンたちが海を渡る希望に胸を膨らませた時代を、色鮮やかに今に伝えています。まだまだボタンが高価な装飾品として扱われた時代のヨーロッパ。いったいどんな服に飾られたのか思いを巡らすのも楽しいひと時です。 全て手彩色で描かれています。欠けやひび、目立つ色の擦れや、傷はなく、とても綺麗に残っています。元からだと思うのですが、参、四には、花弁中央の金彩の点がありませんので、壱、弐と比べてしまうとと、やや迫力に欠けるような気も、しないではありません。 |
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壱、弐、参、四 all sold |
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