229CH 黒の綴れ織の椅子 Lois ]W
推定年代・生産地ー19世紀・フランス

W54,D56,H105,SH48cm / ¥98,000.-〔税込み・送料別〕
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一昨年春の買付の際、オルレアンの町外れで見つけた、ルイ14世様式の豪奢な椅子。19世紀の手仕事による、すごいタピスリーが張られています。質感豊かな黒地から浮かび上がるように、色褪せたシックな花と葉が枝垂れる、強く記憶に刻まれる絶景。
買い求めた3客のうち1脚は、早くに修復を済ませ、ご紹介しましたが、残りの2脚は脚のダメージがひどく、どういう形で修復するのか、答えを見つけるまでに時間がかかってしまいました。脚の形状は復元したものの、強度的に持たないため、実質は補強の鉄脚で後部を支えています。最後の1脚は、先の2脚に比べタピスリーの傷みも多く(そのぶん価格も下げています)、タピスリーの耐久性も含めて実用には、よりデリケートにならざるを得ませんし、時折優しく腰掛ける程度に考えていただきたいと思っています。それでも、こうして手間暇掛けて修復する価値があると思わせてくれる、素晴らしいタピスリーです。
日本に届いて、ご紹介するのに2年かかってしまった、これが最後の一脚です。




アンティークチェア ルイ14世 フランス ゴブラン織 つづれ織り タペストリー タピスリー
























背もたれの上角に擦り切れが見られます。











座面角に布の擦り切れ





座面奥の部分に布の擦り切れが多く見られます。














後部は鉄脚で支えています。













背もたれ背面上角に擦り切れによる破れがあります。













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